固定金利について|住宅ローン
今回は、住宅ローンの固定金利型についてご説明します。
一口に、固定金利型といっても、沢山の商品が有ります。
2年、3年、5年の短期固定型から10年、15年、20年の中長期固定型、フラット35のような全期間固定型と様々です。
そこで、2つのパターンに分けて、ご説明します。
①固定金利選択型
このタイプには、2年、3年、5年の短期固定型や10年、15年、20年の中長期固定型が含まれます。
このタイプは、一定期間金利を固定するという特約を金融機関と結んで住宅ローンを組みます。
そして、一定期間返済し、固定期間が終了したら、また、変動金利か固定金利を選択する事になります。
固定金利選択型は固定期間中は返済額が一定である為、安定していますが、固定期間が終了すると、その時点での金利が適用されるので、金利が大きく変動した場合には、返済額もその分変動します。変動金利型のように返済額増加の上限が無いので注意が必要です。
また、固定期間中に繰上返済をすると、固定期間が終了し、翌月からの返済額が変わる事もあるので、繰上返済をする前によく確認しましょう。
それから、金融機関によっては、固定期間中の繰上返済が出来なかったり、違約金として多額の事務手数料を取られるケースも有るので、最初に確認しておきましょう。
②完全固定金利型
皆さんよくご存知のフラット35がこのタイプです。
このタイプは全期間金利が固定されている為、借入期間中の返済額が確定していて、返済計画がたてやすいというのが、最大のメリットでしょう。
フラット35Sのように、当初10年間又は20年間金利優遇が有り段階的に金利が上がるケースでは、将来の収入増加を見越して、最初に無理な返済計画をたててしまうと、将来万が一収入が減った場合に苦労するので注意しましょう。
また、固定金利選択型と同じように、繰上返済をした場合に、翌月からの返済額は上がってしまう事もあるので、繰上返済をする場合には注意しましょう。